ケガ日記 〜アキレス腱負傷〜 inserted by FC2 system

スポーツにケガはつきもの…ですが、
足負傷3度目にして、とうとうやってしまったアキレス腱一部断裂。
この治療記を書いてみようと思います。

2009年1月27日からのリハビリ編はこちらから


2008.11 16 17 18 19 20 21 23 24 27 28 29 30
2008.12 1 2 5 8 9 16 18 25 26 30
2009.1 6 20 26
ギブス第2期(ヒール付:11月26日〜12月25日)の絵

2008年
11月16日 16時半ごろ 〜再来〜

ダンス練習中ジャンプをしておそらくとんだ時に軸足(右)に切れた感覚が。
「やっちゃった…!」(後日談で切れた音が聞こえた人もいたらしい)
2年前と同じ感覚。そのまま床に倒れこみ、一人わめく。
痛みでというよりは、また切ってしまったというショックで。
足の指はうごくのだが…。
みんなが一気に応急処置をしてくれた。
抱えられて椅子まで移動し、
大きいポリ容器に氷や保冷剤や水が入ったものを持ってきてくれて足を突っ込む。
着替えまで手伝ってもらっておんぶされつつ車に乗って駅まで送ってもらう。

駅に到着後も更におんぶされて駅の改札を抜けたが、その後どうにも動けず、駅に対応を依頼。
そうしたら救急車を呼ぶという話になり、車椅子を借りて待機。
救急隊が来て車椅子に乗ったまま救急車まで搬送。
「肉離れは乗せたことないなぁ」と話しつつ(結果アキレス腱でした…)、担架に乗せられる。
そのまま救急車に乗り込む。
年齢職業などを聞かれ、身分証を渡し、血圧・体温を測る。体温が37.2分だった。
後で調べたら、どうやら、怪我人は熱がでるらしい。
本人がいたって正常(足以外は)なため、談笑したりしつつ搬送される病院を救急隊が連絡する。
しかし、受け入れ拒否連発。一時間待ち…など。
救急隊が気を利かせてなるべく家に近いほうを探してくれたのだが、結局その駅のいちばん近い病院に。所要時間20分程。
踏切越えて一回り…。だったら自力でいってもよかったかな?とか思いつつ、
でも救急の対応してもらえなかったろうから、 これでよかったんだなと思い直し診察台まで運ばれる。

状況を説明し、うつぶせになり触診。
最初「アキレス腱だな」と、言われるが私が力を入れやすい性格のため、
うまく診れず(すいません)、「腓腹筋とのはざまかもしれない」という話になり、
ひとまず固定してもらう。
固定をするとなると松葉づえが必要になるため、5,000円で借りることに。
その松葉づえ、最終調整を看護師に「忙しいから家でやって」と、促された…。
(結構重要なポイントだったんだけど、そこ)

病院から駅までは徒歩5分ほどだったけど、長かったなぁ…。
それから家まで一緒に付き添ってもらい(ありがとう!しかし、その道のりも相当長かった…) 家へ到着。
もちろんお風呂には入れず、しょうがないから体はタオルで拭いた。

11月17日 〜休息〜
この日はとにかく寝ようと思った。
痛みはさほどないのだけど、右足が使えないのがつらい。
固定の上から保冷剤で足を冷やしてみるが、効果があったかはわからず…。
一応地元の整形外科を探し始める。
右足の太ももと両肩まわりが筋肉痛。

11月18日 〜疑惑〜
朝少しだけ患部が痛んだけど、さほどではなく。
救急病院はこの状態では遠すぎると思い、地元の整形外科を調べると、16日の帰り道に見かけた整形外科をネットで発見。
ネットで良心的な感じがしたので、問い合わせて状況と、一度救急病院で固定してもらっている旨を話した。
とても親切に対応していただいた。

1日ぶりの松葉づえ。ちょっとした坂があるのがつらいが少し慣れてきた。
診察で固定を外しうつぶせになる。思ったより腫れや内出血はないんだけどな…。
先生がふくらはぎや足首をもんだり触ったりして足の反応を見ている。痛いけど我慢(声は出したが)。
その結果アキレス腱を痛めていることが判明…。一部しかつながってないらしい。
近くのアキレス腱の手術ができるところに紹介状を出しますがどうしますか?と聞かれた。
手術か…!?私には未知の世界だった。
費用がいくらかかるのか、入院するのかetc…。早く治したいけど…。
ギブスで固定だと2ヶ月はかかるとのこと。
だけど、どちらかは次の日の朝までに決めてもらってもいいですよ、と言ってくれた。
手術のほうが回復が早くても発表会には出られない。
もう少し詳細を調べた上で決断したいと思った。
保険でまかなえたりするけど、できれば土曜日は教えもあるし…。

11月19日 〜決断〜
今日でハッキリ決めようと思った。
昨日より1時間くらい早かったからか、病院は割とすいていてすぐ呼ばれた。
診察はなく手術の確認がメインだったので
「早く治したいけどできればしたくなく、迷っている」
という話をしたところ、先生はそんな曖昧な状態でも最善の対応をしてくれた。
手術をすれば、傷口を開くから確実につなげられる。
入院は病院によるが2週間くらいかかる。
ギブスも今の状況が完全断裂じゃないから、早く回復する可能性がある。
ただ、傷口は見れないので確実ではない。
再度切ってしまったら手術になる。その時は今回より回復に時間がかかる。
紹介状は用意してあるから、気が変わっても対応できる。
通えるなら本人次第だから、今はギブスで治していきましょう…と。

なんて穏やかな先生なんだろう〜! ありがたいと思った。

どのくらいで完治するんだろう。
家に戻り、ダンスの先生に連絡したところ、断裂して1年で復帰した人もいる、とのこと。
私がこれから、どうなっていくかわからないけれど、ダンスは続けたい。
続けるならちゃんと自信のある仕事をしないと。
私がダンスを何年続けてきたのか…。10年だ。
CHEER SMILEの名が泣くぞ。
発表会参加の仲間達にもメールで報告。
返事をくれたり電話をくれたり…みんなごめんね。でも、裏方でがんばるからね。
とにかく完治だ。
次回診察時に今の固定からギブスに替わる。


11月20日 〜窮屈〜
今日は一番足が苦痛な感じがする。右足の小指が窮屈で。ちょっとしびれもあった。
朝、左の肩胛骨あたりがすごく痛かったんだ!何で??固まった感じがした。 ハーフパンツはさすがに寒くて左足はハイソックスを履く。
包帯も緩みかけてきたし、一度ほどこうかな…。かかともちょっと固定があたって痛いからほぐしたいな…。
ギブスするとまったく融通利かなくなるのね、心配だ〜。

11月21日 〜左足〜
どっちかというと、20日夜のケガ日記。
左足の膝の違和感&パツパツ感。頼みの綱の左足がつぶれたらどうしようもない。
右足は弱ってしまうけど、左足や上半身も筋力がなくなったら回復まで余計時間がかかるため筋トレとストレッチをした。
やっぱりずっと足を下にしておくのは良くないんだなと実感した。
くまくん感謝<(_ _)>
今年は異様に足がかさつく。左足が裏まで乾燥で白いのが切ない…。クリームも利かないしなぁ(涙)
ケガしてても上半身て引き上げられるのかな…。
明日は一日外出。の予定。来週の予行練習みたいなものだな。大丈夫かな〜。

11月23日 〜電車〜
ケガ以来初の電車移動。
電車に乗り込んだ瞬間「満員電車には乗れないな」と悟った。
そして、何となく周りを気にしてしまった自分。別に席を替わってくれってわけじゃないのよぉ〜、と思ったり。
でも、初めて席を譲ってもらった。
電車のエピソードは22・23日だけでもいくつかあり、この期間、正直つらいけど無駄にしないぞ!と決意。
メモ魔きょんここ本領発揮。
22日は実家に戻ったため、母親が足を試行錯誤して濡れないようにしてくれ、一週間ぶりに湯船につかった。
固定している足の指も拭いてみた。

今日は実家の家族と都内へ外食。地図上では徒歩3分の道に何分かかったことか…(汗)
人ごみも厳しいな。
一番しんどかったのが、階段の登り降りだ。
今駅にはほとんどエスカレーター&エレベーターがあるけど、
どうしても階段で下りなくてはならない所があって、
やむなく松葉杖を持ってもらい手すりを持って左足で下りて行った。
リュックに荷物、着てきたGジャンの上に実家から防寒着を羽織ってきたのでどんどん暑くなりどんどん持ってもらう始末。
久々の家族外食はとっても楽しかったそしてありがたみを感じた。
帰り際もちょっぴりさみしくなっちゃったけど、絶対早く治すんだ!!!と、思った。
いろんな人にご迷惑かけちゃっているから…。
おもしろかったのが、いろいろ気にかけてくれた母が一番足をうっかり蹴ってきたりぶつかったりしてきたこと。
やるな…母(- -;)
さて、明日からの旅はどうなっていくか…。
くまくんよろしくね!がんばるね!


11月24〜26日 〜秋田〜
ケガをおしてくまくんと秋田へ向かう。
ラッキーだったのは祝日だったこと。
私たちには早い時間だけど、通常は通勤ラッシュが始まるぐらいだったはず。よかった…。
新幹線では、松葉杖を前の座席に置き、足を引っかけたり下ろしたりしていた。

約4時間かけて秋田へ到着。
田舎のみなさん、初対面の私が松葉杖で驚いちゃうな…。

彼の親戚のお宅は、数年前に立て替えをしており、おじいさんおばあさんのことを考慮してと思われるバリアフリーな内装がケガ人の私にもとっても過ごしやすかった。
おばあさんの部屋にも通ずるトイレは手すりはもちろんのこと、便座が自動に上がり照明も自動につき、洗浄も自働という自動づくしの万能トイレだったのだ。
そして部屋のほとんどの仕切りは引き戸。これがかなりありがたいことが身にしみてわかった。
買い物に出かけたところ大型スーパーには車椅子が置かれていたため、それに乗って店内移動した。
恥ずかしくもなんもない。それどころじゃないし。
あまり自由に動けず、お手伝いもままならなかったのに、温かく迎え入れてくれたみなさんに感謝。それもあり、帰りは一人ウルウルしていた。
自由が効かない私を導いてくれたくまくんにも感謝。 もっと沢山廻りたかったよね…。こんどは足のリハビリとしてかな!!


11月27日 〜装着〜
朝秋田を出て、夕方あたりに最寄り駅へ。もともと28日に病院に行くつもりだったが、自宅との途中に病院があるため早めに行った方がいいと判断し、そのまま病院に寄った。 時間も予算も確認せず「今からギブス巻いてもらえますか?」と受付に確認。
すぐ呼ばれて先生と話す。で、やっぱり「本当にアキレス腱でしょうか…」と聞いてしまい、先生がもう一度確認してくれた。
診察後1週間ぶりに包帯を解くとやっぱり患部にあざがある。うつぶせした状態で振り返ってみても明らかに足首が陥没。さすがに観念。「先生すいません…」という感じ。だが今回、ふくらはぎにも気になる痛みがあったことから、とうとうレントゲンを撮ることに。 レントゲンを撮るためにほんの1・2メートルの距離、松葉杖で歩くだけなのに、何もつけていない右足はフラフラでとっても不安になった。固定の大切さを再認識した。
レントゲン後、足を洗ってもらい(うれしかった…)、いよいよギブスを装着。
最初にレッグウォーマーのような薄い布を履き、青い綿のようなものを巻いてから(のちにこの布がギブスを切断するときに足まで切れないためのものということが判明)、包帯のようなものをお湯で湿らせ、先生がひたすら巻いていく。そして、足になじむように何度もさすってもらう。2回同じ太さのものを巻いたあと、ヒール状のもの(男女同サイズらしい)を、先ほどの半分ぐらいの”包帯”で巻いて固定する。 お湯で湿らせているので温かい。
最後にヒール部分をしっかり踏んで待機し、10分ほどで施術完了。
ヒール状のものは、舞妓さんの下駄みたいな感じ?前の固定より足の指は完全に出た状態になっている。松葉杖で歩くときはかかとからつま先を床につけることが可能らしい。
ギブス固定後、先生と再度レントゲンの写真を観る。ふくらはぎの違和感は固定かケガの内出血が移ったもので異常なし。アキレス腱はやはり一部切れた影があるとのこと。ぶっつりしているというより、緩やかなカーブで内側に入っているという感じだった。 つま先が下の状態でクリスマスあたりまで。
その後角度を変えてもう一度巻くとのこと。
その間ギブスが当たって痛くなれば再度調整するらしい。
右足におもりが増えたのでバランスが悪くなりそうだな…。
松葉杖歩行に変化はなく、足も若干付けられるそうだが、部屋の中と外のことを考え、外では極力足をつかず、部屋で添える程度に置こうと思った。

秋田の旅から「多機能トイレ」がいかに便利かわかった。
秋田の田舎のトイレが本当に快適だったので、帰り道は多機能トイレがあれば大抵入っていた。
和式は今は無理だな〜。


11月28日 〜確認〜
次の日にギブスの具合を確認するために顔を出してと言われていたため、夕方病院に行った。
特に痛いところはなく、このまま1ヶ月過ごすことに。 2週間後に状況確認でまた来てくださいとのことだった。
濡らさないように、転ばないようにと先生から注意があった。


11月29日 〜強打〜
大会の引率のため、今日は出掛けなくてはならない。しかも朝6時前に出発。

この日ついにやってしまった…!!

乗り換えの駅に下りのエレベーターもエスカレーターもなかったので、やむを得ず階段で下ったら途中で足を踏み外してしまった。

尻もち!!!

ショックだった。
幸い右も左足もなんとか大丈夫だったけれど、お尻が痛い!!!
向かい側からロックっぽい黒ずくめの服を着たお兄さんが近寄ろうとしてくれたのだけど私が立ち上がって笑って大丈夫とごまかしていたので近寄る前に去って行った。
あぁ〜この駅は優しくない…。ずっと通勤で使ってた駅だったのになぁ・涙

その後なんとか集合場所にたどりつき会場へ。 会場内の階段がとにかく心配で、案の定スタンド席もアリーナ席も階段で上るか下りるかしかなくお手上げかと思っていた。
ところが係りの方に尋ねてみたら!
「エレベーターがありますよ」と、ちょっと奥まった所にあったエレベーターを教えてくれた!!
これは相当ありがたい。アリーナより2階席の方が安全に移動できそうだったので2階席の後方に座ることに。
ステージより右寄りだけど、身障者用トイレも近くだし、予想以上に快適に観戦できそうだ。
東京体育館は素晴らしいです。外にもスロープがあったし。

お尻は午後以降も痛みが変わらずあり、仲間に言ってみたら湿布を入手してくれた。
あまり変わらないだろうと思いきや、湿布の効果は大きかった(安心感かな?)

大した引率もできなかったけれど、任務を果たし、観戦も終わり、帰宅の途に。
ですが、新宿の夜は怖いと思った。
ちょうどいい時間の電車に乗るため待ち5分を松葉杖で移動しなければならず、ホームの人込みをひたすら松葉杖で進む。
誰もわざわざ道をあけてくれない。
やっと乗った電車ですら誰も席は譲ってはくれなかった(それは別にいいんだけどね)
駅からの帰り道も、私は簡単に身動きとれないから、あんまり遅くに帰るのも控えた方がいいなぁと思い、ひたすら帰路を急いだ。

今回の尻もちで、あと2カ月、右足をかばうため、左足や身体がボロボロになるんじゃないかと不安になった。
正直な話、今左足と両手のひらや手首が痛くなってきている。
特に手のひらはパツパツ感があり、あまり松葉杖を長時間つきたくない。
帰ってからもお尻は痛いまんま…。
もし尾骨骨折やヒビでも安静にするしかないのでアキレス腱と一緒に回復待つしかないかな…とか考えつつ、休息。


11月30日 〜保養〜
本来だったら大会の本選引率・あるいは発表会リハ、のはずだったのに私は今家にいる。
だけど、しょうがないのだ、あせらないで早く回復しなきゃ〜と思いつつ、家で過ごす。
午前中は立つ時など力を入れるとお尻に痛みがあったけれど、少し和らいでいる気がする。
単なる打ち身だといいなぁ。これ以上ケガしたくない〜。


12月1日 〜負担〜
実はこれは、11月30日の夕方のこと。
一日家にいて、トイレから部屋までケンケンで進んでいたら10歩目くらいでいきなり左足ふくらはぎにピリッとした痛みが走った。
大ショック。肉離れやっちゃったかも!?
どうしようどうしようどうしよう…悲しくて涙が出てきた。最近泣いてばかりだ。ここ1週間ほぼ外出で特に前日はかなり足に負担をかけていた。そのツケが一気に来たのだろうか?
くまくんはまだ仕事だし、湿布を貼り、実家に電話をした。
とりあえず聞いてもらう相手がほしく…。
母と話して部屋を移動できるイスがないか?と言われた。あるじゃん。いっつも座ってたパソコン用のイス。なんで最初からこれを使わなかったんだろう…。
とにかく様子を見なさい、体力過信しちゃだめだよ、出歩きすぎだよ、踊る人は意外ともろいんだよ、などなど言われ、ひとまず私も落ち着いて電話を切る。
過去の肉離れ歴を振り返っても、今のはまだ軽いと思われるし、今の方が安静にできる。なのでとにかく家にいようと思った。
この日はイスを使って夕食準備。あぁ本当にこうしてればよかった。
夜はくまくんに手と左足をほぐしてもらった。
両手の小指に違和感があったのだ。そしたら右手の小指が少し脱臼していたらしく(!)松葉杖の負担を実感した。
結構松葉杖で腱鞘炎になってたり手に後遺症が残る人が多いようで…。
足ならともかく手まで不自由になるのはつらい。
これ以上ケガしたくないって書いてた矢先だったのにな。

1日は若干左足の痛みが和らいだ気もするが主にイス移動&膝移動。
過去の日記を読み直したら、2年前に痛めたのは右足だったことが判明。
私は右足(4年前)→左足(2年前)→右足の順かと思ったら逆だった。
読み進んで行ったら1ヶ月ぐらいにはほぼ普通に生活できていた。
ちゃんと病院通っていたこともあるからだと思うが、それよりひどい状況ではないと思うので、しばらくは安静にしようと思う。
あぁでも先生に驚かれそう…尾骨もまだ痛い。
病院に電話で報告だけはしようか考え中。


12月2日 〜湿布〜
時々右足患部に固まったような痛みあり。膝の少し下外側の骨の部分が押すと痛い。固定に当たっているわけじゃないんだけど…。
膝歩きも、膝の神経?が変な痛みをする時があるのでこれも体重のかけ方とか考えねばと思った。
イス移動も油断すると滑り落ちる可能性が大。横着厳禁と自分に言い聞かせた。
背中も腰もちょっと痛くなってきたので午後から横になることにした。2時間あたり寝て、病院に電話をかけることにした。
先生は勿論診療中だったけれど、ほんとにここの病院は親切で、先生とお話しできる段取りをとってくれた。
(でも、尾骨打って、左足も痛めてと話したら看護士さんに苦笑された)
場合により往診もできるけど(!)、行っても話を聞くだけだから、薬局に痛み止めの飲み薬と湿布を持って行ってもらうよう頼みますねと言うことで落ち着いた。
左足は、ふくらはぎチェックをやってアキレス腱じゃないか確認した方がいいということと、肉離れだったら、湿布をしてサポーターで強く止めておけばいいということ、
尾骨に関してはもし骨に異常があっても何もできないから…と言われた。
1時間後、薬局の方が届けに来てくれて、早速左足と腰の下あたりに湿布を貼る。
左足はサポーターがないので包帯を巻いておいた。
だけど、かなりの安心感がある。油断して足を使うといけないので、なるべく慎重に動く。
やっぱり、電話してよかったなぁ。

12月5日 〜並行〜
ここ数日特に変わりなし。良くも悪くも…。右足患部の固まった感じの痛みはやはり時々ある。
左足は良くなっているのかいまいち分からず。うーん。
足首も気になるといえば気になるのだが…。
クリスマスに行きたい所があるんだけど、行けるんだろうか…。ちょうどギブス交換のころ。
病院に電話してからまだ3日しか経ってないことにちょっとショックを受ける。
湿布によりちょっと粘着部分がかゆくなってきてしまったので(私は肌が弱い)、昨晩から左足は包帯のみにした。
お尻もつけていない。
右足のケガ日記のはずが、個所が増えているのはなぜかしら…(汗)


12月8日 〜徐々〜
膝が乾燥でぴりぴりしてきた。膝つき歩きをしているからか、膝小僧がテカテカ乾燥している。この冬はやたら足が乾燥しているのに、
まともにお風呂に入れないからなおさら粉吹きまくっている。
右足のギブスが緩くなってきている感じ。固定と足の隙間が増えてきてスポッと抜けるんじゃないかと思っちゃうくらい。
筋肉が落ちているんだなぁきっと。
左足もケンケンはできないが、かかとをあげることに抵抗はなくなってきた。今週は病院に行けるかもしれない。
頼りになるケガの先輩(笑)と電話で話す。
今日は寒いので、右足もレッグウォーマーをした。
1208 なんだか、フィギュアスケートみたいな感じになった。(私だけ!?)
ちなみに、指は5本指靴下をカットしてかぶせてます。



12月9日 〜図説〜
右足を伸ばすとふくらはぎあたりが固まった感じがする。
今日はギブスをスケッチ・画像に収めてみた。
薄いかな? 上から うしろから

昨日頼んだ本が、届いているらしいのだが、どうやら集合ポストに入っているようで、取りに行けない…。
雨も降ってきて、体冷やさないようにしないとな〜。


12月16日 〜絶妙〜
端折るわけではないのだが…。ここまでの過程。
12日にやっと病院へ行く。
11月30日から12月11日まで全く家を出なかった。ほぼ2週間。この安静は大きかった。
ほぼ2週間松葉杖をつかなかったのだけど、右足も多少地につけて歩くようにしたため、進みが確かで早い。
病院までの通りで顔なじみになったおじさんに「松葉杖慣れてきたね」と言われたくらい。
病院で尾骨と左足の診察もしてもらった。尾骨は触診で押された部分は痛くなかった(でも座り方寝方により痛い)ので、経過観察。
左足はレントゲンを撮ったが異常はなかった。
よかった…でも、痛かった左足って痕跡ないのかなぁ??
やっと買い物に出れた。久々の買い物でリュックはパンパン。
食パンもつぶれてしまった。次の日に背面筋肉痛。
13日から3日間は実家。
久しぶりに電車に乗った。ケガをしてから各線各駅の設備が気になる。 私が今まで通勤に使っていた、某私鉄は私的には不親切だなぁ…と気づく。
約1ヶ月振りに家族に会って言われたのは…。


「太った」(全員一致)


ガーン…。 家事は一通りやっているつもりだし、ゴロゴロ寝てるわけでもないのに…。しばらく凹んだ。ウザいと言われる。
家族に感謝と同時に、実家で療養していたら絶対ぶくぶくになっていたんだろうなと気づく…汗
さて、帰り道。ラッシュちょっと前。主に学生が乗車している電車。
やっぱり某私鉄あんまり好きじゃない…。後味の悪い出来事。
席が空いてなかったので、席の前に立つより戸袋にいた方がいいと思い、立っていた。
某駅で乗り込もうとしていた女子大生?二人がドアが開いたとたん、私の様を見て
「ゲッ」と小声で言った。
そして、別のドアから乗り込んでいった。
ケガをしたのは自分の勝手だし、その時間帯に帰るのも自分の都合だからしょうがないのだけど、
ちょっと腹が立った。
そんなこんなしながら帰宅。帰り道も5分ぐらい早くなったし、休憩も減ってきた。
でも過信は禁物、と、心に唱えながら…。
これを書いている今日は、部屋の中をなんとか両足移動している。
来週になれば、新しいギブスになる…。一度ギブスを外せることは嬉しい。
先は長く、もどかしくて凹むこともあるけど、回復は進んでいるのは確かなんだなって思う。



12月18日 〜雨出〜
17日に、雨の中初めて外出をした。
一人じゃなかったし、出先もそこまで遠くなかったので、往復タクシーで行くことに。
ただ、松葉杖だと傘もさせなくて、なるべく雨の日の外出は避けたいなぁと思った。
また、マクドナルドに行ったら床が油で滑るのか、一瞬松葉杖が低くなり折れちゃったのかと思った。
だいぶ頼り切らなくはなったけど、手はやっぱり痛いし、左足も正直言うと痛みが出てきている。
肉離れではないけど、足首とか違うところが疲れだしている感じがする。
なので、やっぱりあんまり無理しないようにと思った。
1月に友達の披露宴があって、本当に行くのを迷った。
だけど、行くことにした。
来週になったらさらに歩きやすくなると思うし…。 週末から外出が増えてしまうので、ほんとに油断しないよう気をつけようと思った。
そして、後から右足以外の余波が来ないように適度に鍛えないとなぁとも=3
今年は暖冬の方が有難いかな〜。勝手ながら・汗



12月25日 〜角度〜
クリスマスな今日、とうとうギブスを一度切断し、足の角度を変えて巻きなおすこととなった。
友達から前もって「2番目に巻くブルーの布が切れない素材だから、のこぎりで切っても足は大丈夫」
と聞いていたこともあって、 平常心でいられた。
両サイドに切れ目を入れてパカッと表裏が外れる感じ。
この現場を写真に収めたいのをぐっと我慢。
その後、看護士さんに洗ってもらう。久し振りのお湯の感触〜(涙)
先生が患部をさわって、陥没が目立たなくなってきたとのこと(ホッ)。
そして、足の角度を変える…。
痛い…我慢できる痛みだけど、怖いという気持ちも混ざっている。固まった筋肉を伸ばされている痛みに近い。 完全なフラットにはならず、20度〜30度ぐらいな感じかな。
なので今度から足の前方が支えになる。
一通りの施術後、看護士さんから専用の靴があった方がいいと言われる。
なんだか、宇宙的な感じの靴だけど、出先で足指を気にしなくてもいいし、1ヶ月はまたかかるため購入することに。
防水性もあるそうだが、リメイクしないと歩きづらいかも…。
家までは松葉杖。部屋に入って、松葉杖なしで歩くとまた恐怖心が。

これは…歩きづらい。

先生は松葉杖が必要ないくらいになる、と言っていたのに…。
重心のかけ方が変わるのでしょうがないだろうし、慣れるとは思うけど。
そして、角度を変えたから生ずる痛みだろうけど、右側の腱あたりが右足に重心をかけると(踏ん張ると)痛む。
親指側の固定も前に乗ると当たってちょっと痛い。
固定も今日までに緩くなっていたのをまたジャストにしているからな…。
明日また病院へ行くので、それまでに状況をチェックしないと。

12月26日 〜甲痛〜
朝起きても、やはり歩くと親指側の甲に当たって痛い。病院に午前に行くか午後に行くか迷っていた挙句、午前中に行くことにした。
受付で「昨日固定してもらったんだけど、甲が当たって痛い」と伝えて、処置室へ。
甲の上の固定を2センチほど削ってもらった。親指に開放感。これで大丈夫…と、思い試しに歩いてみた。

…やっぱり痛い。しかも削った全体的に当たるようになってしまった。
我慢してもしょうがないので再度先生に伝える。
しかし、これ以上削ると固定する意味がなくなってしまうので、踵をつけるように歩いてほしい、と言われる。
踵をつける…。
今の状態はつま先を地面に置くと踵はフラットでなく少し浮く状態。
踵をつけようとすると、 身体が後ろへのけぞるような状態になる。甲の負担が少なくなるから踵をつけ気味に歩くと、右膝を入れるような形になるため
膝に負担がかかる。かといってつま先で進もうとすると甲が本当に痛い。
今までのヒールつきは固定の痛みはほとんどなかったので、この1ヶ月を思うとかなり憂鬱になってきた。膝を悪くしそう…。
右足が回復したのに、ケガの後遺症が別の部位に出るなんて絶対いやだ。
どうしたら、甲の痛みを和らげることができるんだろう…。
甲と固定の隙間にプチプチを入れてみた。ほんの少々楽になったのだが、抜け出てしまうし、やはり痛みは消えない。
そんなとき、バレエのポアント組がポアントを履くとき指にシリコンをつけていた映像が頭をよぎった。
シリコン…から、ブラジャーのレモンパッドが浮かんだ。下着の中から抜いた際、パッドで感触のいいものがあって、袋に入れてストレス解消に握ったらいいかなと思い取っておいたのは実家にはある。
それに代わるものがいまないので、とりあえずプチプチで。
でも、シリコンいいかもしれない。マウスのハンドレストをはがして入れたいぐらいの気持ちだ。
患部が痛いならしょうがないけど、違う部分が痛いなんて悔しい。
ちょっと探してみようと思った。

12月30日 〜我慢〜
28日の発表会も無事に終わり、昨日はちょっとぐだぐだだったが、今日は天気もよかったので、できる範囲で洗濯・掃除等をした。
買い物もしないといけなかったので、いざ出発。
帰りがやはりしんどかった。
今ケガをしていて、親切に対応して頂くことが圧倒的に多いのだが、
私の状況を見ていない人にメールだけで伝えても、ただの笑い話にされちゃうんだな、とちょっと思いしらされたことがあった。
親にも「今は一緒に住んでいないからたまに見ると心配だけど、いつも見てたらイライラしちゃうかも」と、言われていて
それは身内だから言っているというのはわかるのだけど、
やっぱりそんなものなのかな…と思ったりもした。
経験していても、忘れちゃうかもしれないし…。
これを絶対糧にしよう。と、強く思うのだった。
甲はやっぱり痛い。痛みに慣れてきたけれど、絶対骨が出っ張ると思う。
そういえば、今日、松葉杖を借りた救急病院から返却依頼の電話が来た。
返却期限はまだ2か月ほどあるのだが、できれば早めに返してほしいと言われる。
結局他から借りれないならば期限内に返してくれればいいということで終わった。
足りないのかな…?
そうそう、私は身体の使い方が雑だと言われた。だから、ケガ後にあちこち痛めるんだと。
思い当たる節はある。指を挟んでしまったり、早く進みたいからケンケンして左足を痛めたり。膝歩きして痛めたり。
節々や足先手先までの意識ができていないから、ダンスも日々の生活も荒削りなのか…?
絵でも思った。ペイントで色を塗る時、よく塗りつぶし機能を使うのだが、
線がちゃんとつながっていないと必要外の部分も色が付く。それが多いことに気づいた。
私は詰めが甘い。それにつながるのか。
全てが丁寧なのも面白みがないと思う。
だけど、逆に私に必要なのは、「丁寧さ」なのかなぁ…と思った。
ゆっくり確かめながら、足も身体も治していきたいな。

2009年
1月6日 〜様子〜

年が変わり、ページを変えるか迷ったが、今月でギブスが取れるはずなのでギブスまではこのページで書くことにした。
年末年始特にケガの状況に大きな異変がなく過ごすことができた。
実家に行こうかとも考えたが、正月はあきらめて、初詣(ほぼ隣にある神社)や映画(近場)、家でのんびり楽しんだ。
くまくん一緒に過ごしてくれてありがとう。
異変はなくともちょっと無茶をしそうになることが増えてきた。大股で通ろうとか。
荷物を運んじゃおうとか。
自分を戒めつつ過ごす。
しかし、仕事の始めどきはいつになるんだろう。2月かな…。ちょっとドキドキしてくる。
病院もこのままだと月末までいかなくてもいいかもしれない。
甲の痛さも長時間外出だとしんどくなるが、とりあえず苦痛は和らいできた。
今日も、お茶屋のおばあちゃんにケガのことを聞かれた。
おばあちゃんは年末にバスに乗ろうとして走ったところ、アキレス腱だか筋を痛めたらしい。
当初骨折かと思ったらそうでなかったらしく、今まで病気にもなったことがなかったからびっくりしたそうだ。
頂いた年賀状を読んでいるとやっぱり「ダンス続けてますか?」「飛び回ってますか?」というメッセージが多い。
今年は動けないのよ〜(涙)まさかケガしているなんてね(><)人生〜いろいろ〜。

1月20日 〜挑戦〜


1月26日 〜脱衣〜
今年初の病院と同時に、今日でギブスが取れるはず。もしかしたら、今日問診して、明日取りましょうとなるかもしれないと思いつつ、 一応ネットで外した日のことを書いている人の情報に目を通してちょっとかかとに高さのあるサンダルを持って病院へ。
行ってみたらすぐ処置室へ呼ばれた。もう取ることになっていた。
取り終わった足は、頼りなげだったのと、皮膚の乾燥なんだか垢なんだかわからないガサガサ状態となっていた。
軽く洗ってもらい、レントゲンを撮る。その時足を着くのが怖かった…。
レントゲンでは腱はついているようです、とのこと。今後はリハビリをして、3週間後ぐらいに診察を受けてくださいと言われる。
新たな世界…リハビリ部屋。ちゃんと中を見たことはなかった。
この日はバイブラーと呼ばれていたバスクリンが入ったジャグジーみたいな小さいお風呂に足を入れて10分で終了。
明日からリハビリ。
まだしばらくは松葉杖で移動してくださいと言われる。あ〜まだまだ先は長いなぁ…。ここからが怖いなぁ…と思いつつ。
固定を外したらもう何もつけない状態。不安だと言ったらサポーターならあるとのこと。器具をつけるとしても、 スポーツ用品店などに行かないとないと言われる。
友達は固定の一部を着脱可能な状態でつけていたと言っていたが、多分それぞれ違うんだろうなと思った。
でも何もないのは不安すぎる。サポーターを購入した。
久しぶりに夜は右足も湯船につけた。マッサージソルトで軽くこするが垢がいつまでたっても取り切れない。
夏じゃなくてよかったけど、冬も乾燥しているから、しばらく粉粉状態だろう…。
さて、次回からは固定後の様子を「リハビリ編」として書いていこうと思う。

リハビリ編へつづく
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